もう皆さんご存知、日本中で大人気の東京オリンピック応援ソング『パプリカ』
あちこちで流れていますし、子ども達も知らない子はいないんじゃないかな?って位に浸透してきました。
公式ユーチューブの再生回数は1億回を超えています。
実はこのパプリカがこんなにも子ども達に浸透している理由には実はこんな秘密があったのです。
写真引用:音楽ナタリー
子どものテンションが上がるのはなぜ?
子ども達がパプリカのイントロが流れると、体が勝手に動き出すのを間近で見ている私が、ここまでブレイクしている理由を検証したところ、まず大きなポイントは、『歌って踊れる曲』であることです。
子どもって基本的に体を動かすことが大好き!
それに、振り付けだって「もう覚えたの?」というくらい覚えるのが早いんです。
子ども向け番組の主題歌やエンディングソングは、振り付けがあるものが多いですよね。
パプリカも歌いながら踊れるというのがまず子供に人気のある理由になります。
それも、ダンスもそこまで難しくなく、ちょっと練習すれば覚えられるものです。(1歳児も踊っています)
子どもって、自分で覚えて出来ることがとっても嬉しいし、覚えたことって何度もやりたいんです(^^)
ということで、振り付けを覚えるとどんどん楽しくなる!ということから、子ども達はパプリカを聞くとテンションが上がるのです。
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メロディーに隠された秘密?
このパプリカですが、メロディー(音階)に一つの特徴があることが分かりました。
それは、サビに四七抜き音階(よなぬきおんかい)という技法が使われていること。
四七抜き音階って何?と思われる方が多数だと思います。
私も「何それ?」という感じでした。
調べてみますと…
「四七抜き音階」とも表記し、ヨナ抜き長音階を西洋音楽の長音階に当てはめたときに主音(ド)から四つ目のファと、七つ目のシがない音階(ドレミソラ)のことである。雅楽の呂旋法がこれに当たり、西洋音楽関係者が日本音階の特徴として名付けた物である
いかがでしょうか?
もう少し分かりやすいのがこちらです。
五音音階の一。明治時代には、階名をヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナと称したが、そのうちのヨとナ、つまり第4音(ファ)と第7音(シ)を抜いたド・レ・ミ・ソ・ラの音階のこと。
実は、このファとシを抜いた四七抜き音階で作られた楽曲は、”なつかしさ”や”哀愁”を感じる曲に仕上がる特徴があるのです。
例えば、この四七抜き音階で作られた楽曲の紹介をしますと、
『上を向いて歩こう・坂本九』https://youtu.be/SPWDhYiHl44
『昴・谷村新司』https://youtu.be/VMhAgFIgfpg
『春よ、こい・松任谷由実』https://youtu.be/gol5dFrv4Ao
『夏祭り・ジッタリンジン』https://youtu.be/BFvdvIFsvPg
これらはファとシを抜いた四七抜き音階で作られた曲です。
確かに、どれも心に残る、哀愁を感じる名曲ですよね!
現代の曲であれば
『恋するフォーチュンクッキー・AKB48』https://youtu.be/dFf4AgBNR1E
『にゃんじゃりばんばん・きゃりーぱみゅぱみゅ』https://youtu.be/teMdjJ3w9iM
この曲は2つとも、娘が保育園の発表会でダンスしました。
どちらも小さい子どもにも覚えやすいですよね♪
また、演歌や歌謡曲は四七抜き音階で作られているものが多いです。
もう一度、四七抜き音階で作られている曲の特徴をまとめますと、
・覚えやすく親しみを持ちやすい。
・昔懐かしいノスタルジックな雰囲気がでる。
・日本人が昔から作ってきた曲に多い。
パプリカもこの四七抜き音階で作られている為、親しみやすく覚えやすい、そして懐かしさを感じるのですね。
これがパプリカヒットしている理由の二つ目でした(^_-)
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子どもにしか聞こえない音が組み込まれている?
こちらのツイートが話題になりました。
米津玄師の作ったパプリカ、幼稚園児にしか聞こえない、奴らのテンションあげる高周波とか入ってるのでは?って思うくらい、子供からの好感度高くてびびる。
— のーじま (@nouzima119) June 28, 2019
パプリカの人気さゆえ、子どもにしか聞こえない周波数があるのではないか?という内容です。
さて、確かにそう言われると、子どもって大人には見えていないものが見えてるって話しもあるし本当かもしれないな…と気になりました。
まず、音楽に周波数ってあるのでしょうか?
音楽にはすべての基準となる音の高さ「基準周波数」というものがあり、1953年に国際標準化機構(ISO)によってA=440Hzと定められている。
実際、周波数はあるようです。
周波数ですが、これは「空気などが1秒間で何回振動しているか」ということになります。
英語で言うとFrequency(フリケンシー)です。
単位はHz(ヘルツ)で表されます。
このHzというのは「1秒間で空気などの媒体が振動する回数」という意味なので、100Hzの音は、1秒間に100回空気が振動している音、ということになります。
また、周波数は高い低いで表しますが、これはそのまま音程の高さにつながります。
周波数が低い=低い音程の音
周波数が高い=高い音程の音
ということから、大気のない宇宙では音はならない様です。
なので、地球で音を聞いているときには、周波数は出ているということになりますね。
具体的には、ド 262Hz レ 294Hz ミ 330Hz ファ 349Hz ソ 392Hz ラ 440Hz シ 494Hz ド 523Hzというように音に対してそれぞれ違った周波数が出ているのです。
実は、周波数について調べていくうちに興味深い内容がありました。
それは、人間にとって心地よい周波数が存在するらしいのです。
DNAの研究者であるレオナルド・ホロヴィッツ博士は【528HzはDNAを修復する】と発表したのです。
↑こちらが528Hzと音なのだそうです。
聞いてみると、確かに癒されます。
(実際、人間と音の関係は深いところに何かありそうですね)
今回調べた結果、パプリカと周波数についての関係としては、528Hzが入っているということもなさそうですし、何か特別な隠れた周波数が入っているといことではないと思います。
どちらかといえば、パプリカは元気な曲なので歌うと元気になれますよね。
ちょっと落ち着きたい時によさそうなパプリカのオルゴールバージョンの癒しBGMを見つけたのでリンク貼っておきます(^_-)https://youtu.be/sD-R9L-VmG8
まとめ
というわけで、パプリカの大ヒットに隠された秘密についてお伝えしました。
子ども達だけではなく、大人も好きな方が多いと思います。
東京オリンピックに向けて、これからますます聞く機会も多くなるのではないでしょうか?
改めて聞くと色々と工夫がされている曲なんだなと感じますね。
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