栄養士ってどうしたらなれる?どんな仕事をするの?

栄養士のたわごと

こんにちわ。初めまして。

私は、管理栄養士をしているririkoと申します。

 

歳がバレてしまいますが(笑)管理栄養士歴は14年になります。

 

今回は、栄養士そして管理栄養士の違い、そしてどうしたらなれるのかをお伝えしていきたいと思います。

 

 

栄養士になりたいけど、どうしたらいい?

私の事になりますが、私が栄養士を目指し始めたのは高校2年生の頃でした。

実は、栄養士になるか心理士になるか迷っていたんです。

 

私が興味があったのは、食べる事、ダイエット、健康、人の心でした。

 

そして、ちょうど私は精神的に参ってしまった時期もあり、摂食障害になってしまいました。

‟食べる事が大好きなのに、食べる事が怖い”

そんな状況でした。

 

なので、私は栄養学を学んで、自分のようにつらい思いしている人の力になりたいと思ったんです。

それが私の栄養士の道へ進む決め手になりました。

(後に心理学も勉強しました(^^;))

 

さて、では栄養士になるためにはどうしたらいいか?ですが、

 

高校はある程度、何科であっても大丈夫かと思います。

 

そして専門学校・短大・もしくは4年大学の【食物栄養科】というような栄養士養成施設がある学校に進学するのがベストかと思います。

 

進学先で、栄養士になるためのカリキュラムを学ぶことで、栄養士に必要な知識を身につけます。

 

 

栄養士と管理栄養士、違いは何?

さて、栄養士に興味がある方は知っているかもしれませんが、栄養士の世界には大きく、栄養士と管理栄養士がいます。

 

違いって何でしょう?

 

私も初めは、何だろう(・・?という感じだったのですが、

簡単に言えば、管理栄養士は国家資格です。

栄養士は、栄養士養成の学校を卒業すれば取得できます

管理栄養士は、栄養士を取得したのち、国家試験を受けて合格しなければなりません。

 

単純に、管理栄養士のほうが難易度は高いです。

 

以下、違いをまとめましたので参考にして下さいね。

 

★栄養士…

栄養士養成施設において、栄養士に必要な知識や技術を習得し、都道府県知事 に申請することで取得できます。栄養指導を行う際は健康な人を対象とします。

 

★管理栄養士…

栄養士を取得することを前提とし管理栄養士国家試験を受け、合格した者が厚生労働省の管轄の管理栄養士名簿に登録されることで管理栄養士免許を取得できます。

栄養指導を行う際は、健康な人はもちろん栄養面で特別な配慮を行う人に対しても指導を行うことができます

国家試験を受けるには、4年生の管理栄養士養成施設を卒業するか、栄養士養成施設₍2~4年₎を卒業後、養成施設へ通った期間プラス実務経験を合わせて5年経ったものが受験資格を得ることができます。

 

私は、初めはこの2つの違いがあまり分かりませんでしたが、せっかくなら幅広い仕事に携わることができる管理栄養士を目指そうと思ったのでした。

 

 

栄養士・管理栄養士ってどんな仕事をしている?

栄養士・管理栄養士は、いわば食のプロフェッショナルと言えます(^-^)

食について関わる場面はたくさんあります!

 

例えば、病院だったら様々な疾患を持つ方に対する栄養管理(栄養指導や食事管理)、老人施設でもお年寄りの食事の管理、また学校や保育園の給食、スポーツ選手の栄養管理、食品メーカーでの商品開発などなど。

今では歯科医院でも管理栄養士の募集がありますよ。(間食指導等を行うようです)

 

私は、現在の職場は2か所目ですが、1か所目は知的障がい者厚生施設で主に献立作成や食事管理のお仕事をしていました。

献立を作成し、材料を発注します。

作るのは給食の調理員がいましたので、調理に携わることはほとんどありませんでしたが、お手伝いでご飯の盛り付け作業はしていました。

その他、食事中に利用者さんの見回りをして、「この方、食事が進まないな?具合が悪いかな?食べにくいかな?」など個人の食事状況を確認することも大切な仕事です。

 

調理員さんがわりと歳の離れた方が多かったので、少し苦労はしましたが、行事でお花見弁当を作ったり、恵方巻を作ったりとやりがいもありました。

 

2か所目の職場は現在働いている病院です。

 

現在は、主に患者さんの栄養指導を行っています。

 

外来の患者さんと入院の患者さん合わせて毎月30人~40人になります。

 

栄養指導を行う対象の方は、糖尿病や脂質異常症、高尿酸血症などの疾患を持っている方になります。

一人当たり20~30分の指導時間で、毎月経過を見てアドバイスをしています。

 

その他の仕事としては、栄養アセスメントといって、約3か月毎に各患者さんの体重や血液データを参考にして、栄養リスクがありそうな方をスクリーニングします。

体重が急に減ってきたとか、糖尿病の数値が上がってきたとか様々出てくるので、リスクがありそうな方についてはドクターへ報告し、対策を考えていきます。

 

それから、大切なのは、やはり食事管理です。

毎食、食事提供前に食事のチェックを行います。

 

献立は、委託先の栄養士さんが立ててくれていますので、それも予めチェックして、直してほしいところがあれば訂正をお願いします。

 

私の働く病院では、入院費食事療養費Ⅰという算定しているのですが、その算定には様々な基準を満たしていないといけないのですが、常勤で管理栄養士がいることが最も重要なルールとなっているため、管理栄養士がいなくてはなりません。

 

以上、私の経験上のお話しをさせていただきましたが、栄養士の仕事で今、結構募集が多いのは給食委託会社です。

10数年前は、直営で運営しているところも多かったのですが、病院や老人ホームも今は、衛生管理などの面から給食を外部委託に頼むところが多いです。

 

給食委託専門の会社は衛生面のノウハウや献立のバリエーションもとても素晴らしいです。

 

なので、給食委託会社に就職し、献立や衛生面の勉強をすることで、栄養士のスキルアップにもつながるかなと感じます。

 

献立を立てたり、給食現場での様々な経験は、どこへ行っても重宝されると思います。

 

 

まとめ

栄養士・管理栄養士になるためには、今のところ専門の学校に行くというルートが一番です。

 

さらに管理栄養士を目指すなら、4年大学や専門学校をお勧めします。

 

短大を出て、就職した後に管理栄養士国家試験を受けることもできますが、仕事をしながら勉強というのはなかなか大変です。(実際、たくさんいますのでやれないことはないです)

 

栄養や食に興味がある方、ぜひ参考になさってくださいね(^-^)

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